NASH

しじみとの食べ合わせに気を付けたい物は?

食材は、それだけを食べるよりも、複数の食材を組み合わせて食べた方が、様々な栄養を同時にとることができ、また、その栄養の相互作用によってより高い成果が望めたりもします。
しじみは、多くの栄養を含んだ食材ですが、特に肝臓の機能をサポートしてくれることで有名ですね。普段からお酒を嗜む習慣がある方や、年末年始など飲酒の機会が増える時期には、頼りにしたい食材です。

特に女性は、アルコールには気をつけなければなりません。
女性は、男性よりも体格が小柄なため、アルコールの影響を受けやすいと言われています。また、女性ホルモンがアルコールの代謝を抑制してしまうという説もあります。
なにより、いくら身だしなみに気をつかっていても、深酔い、二日酔いでは台無しですよね。
そこでまず、しじみが持つ肝機能サポート効果をより高めてくれる食材をいくつか紹介します。

一つ目は、チョコレート。
肝臓がアルコールを分解するときには、エネルギーとして多くの糖分を消費します。チョコレートや果物などの甘い物で、糖分を補ってあげましょう。
それから、柿。
アルコールが体内で変化して出来るアセトアルデヒドが、二日酔いの時に起こる吐き気や頭痛の原因ですが、柿に含まれるカタラーゼという酵素がアセトアルデヒドの分解を手伝ってくれます。
ちなみに、大根には、このアセトアルデヒドを体外に排出する力があります。
味噌に含まれたレシチンは、アルコールが脂肪となって肝臓に貯まってしまうのを防いでくれますので、しじみのみそ汁を飲酒後に飲んでおけば、脂肪肝の予防につながります。

逆に、レバーなど鉄分の多い食材は、しじみと一緒に食べる時に気を付けたいものです。
しじみにもレバーにも多くの鉄分が含まれています。
鉄分は、健康な人には問題なく、むしろ、赤血球を作る大事な成分です。が、肝臓の状態が悪い人が摂り過ぎてしまうと、その状態を悪化させてしまうこともあり、注意しなければなりません。

健康な女性ならば、鉄分は積極的に摂りたい栄養素ですが、気になるのでしたら、緑茶を一緒に飲むという方法も考えられます。
緑茶に含まれたカフェインやタンニンには、身体が鉄分を吸収するのを抑制する作用があるためです。